2024/02/08 12:33

日本三大みかんとも言われている静岡の三ヶ日みかん

実は三ヶ日みかん(温州みかん)には2種類のみかんがあり、
店頭のミカンも時期が変わると、品種も変わります。

11月からの早生ミカン
12月中旬から春先までの青島ミカン
2つの品種で長いみかんシーズンをお届けしているのです。

ミカンのシーズン毎の呼び名としては
極早生→早生→普通(青島)→晩生

皮が緑のころはまだ酸っぱく、日が経つにつれて徐々に甘みが増してきます。
この後、10〜11月にかけて出てくるのが「早生」(わせ)。 
皮の色が黄色からオレンジに変化し、甘みがさらに増します。
 そして
12月に入ると「中生」(なかて)、「晩生」(おくて)に変わり、甘みとともに皮も厚くなって、日持ちもするようになります。
青島ミカンは「普通温州」の時期のミカンです。

〘摘み取る時期〙
早生…早生ミカンの収穫は10月末から。
早生は花が咲くのも早く、収穫も早いのが特徴。
青島…青島ミカンは11月末から収穫します。

〘形の違い〙
早生…コロンと丸く、薄く滑らかな皮肌。ミカンの果肉を包む「フク」も薄め。
青島…青島ミカンの方が一回り大きく、分厚いゴツめの肌。ミカンの果肉を包む「フク」も厚め。
実はこのしっかりした肌のおかげで保存に向いている。

〘味の違い〙
早生…甘みと酸味のバランスが良く甘くてジューシー♪房の薄皮が薄く口当たりが良いのが特長で、皮も手で簡単にむくことができる。
青島…酸味の中にコクがある♪12月に摘み取り、青島ミカンの丈夫な果皮、フク、酸味を活かし、ロジといわれる木箱などで眠らせ果肉が熟成し、だんだんとまろやかな味に。

〘保存のしやすさ〙
早生…薄く滑らかな皮肌な分、日持ちはしない。
青島…丈夫な果皮、フクを活かし、1週間は日持ちが効く。

〘それぞれ違ってどちらも良い!〙
早生…冬の定番のみかん。甘くてジューシーで贈答用にもオススメ
青島…甘味だけではなく、酸味もしっかりあるので、そのまま食べるのも良いが、加工品にピッタリ♪
実は三ヶ日の定番は青島みかん!
coco-Rinでも青島みかんを加工することが多く、保存も効くので、是非ご家庭でシロップ漬けやジャムなど加工品に挑戦してみてください♪